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肉体労働の仕事の方が給料が高い?

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肉体労働の仕事の方が給料が高い?

肉体労働の仕事の方が給料が高い?

配管工で年収2200万円以上?

 

配管工

小室圭さんがニューヨークの法律事務所に就職が決まり初年度から2千万円近い年収を得るのではないかと話題になりました。 とあるソースによると2021年度のアメリカの平均年収は568万円。日本は442万円なので100万円以上の差がありますが、 それでも1500万円を超える年収はアメリカでも一握りの人しか存在しません。

 

そうした中においてアメリカでは配管工で熟練者であれば年収20万ドル以上稼ぐ人がいるそうです。 日本円に直した場合2200万円以上です。どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。 

 

Mr.Rooter Plumbing of Seattleのオーナー、Vinnie Sposari氏。「現在、私のところで働いている配管工の中には、年収20万ドル以上の人もいますよ」と話す。今だったら熟練者であれば7、8人の配管工を雇うことができると言っています。

 

 

 

肉体労働に対する偏見

 

それなのになぜ人手不足なのでしょうか。そこで働くサラさんという若い女性によると肉体労働を軽視する傾向が世の中にあるからだと言います。 コーネル大学を卒業したサラ・シュナーベルは、電気技師になりました。

 

「私の年代では、IT系の仕事を想像したほうが絶対に魅力的だと思います」(サラさん)

 

「ダーティ・ジョブズ」というテレビ番組の人気レポーターである、マイク・ロウさんは 、年収10万ドルを稼ぐ仕事のなり手が少ないのは画一的な教育形態が原因だといいます。 肉体労働の仕事に対する偏見をはぐくんできたというのです。

 

価格は需要と供給によって決まります。 基本的に賃金も同じでなり手が少なければ、当然高給を支払わざるを得なくなります。 現在アメリカでは看護師のなり手が少なく、 派遣会社を通して依頼すると普通であれば時給63ドル程度のものが今では150ドルから200ドルに上がってるといいます。 

 

また IT業界でも意外な動きがあります。

IT業界は新参者にもチャンス

 

IBMでは、ライドシェアのドライバー、ネイル技術者、ドッグトレーナー、小売店店長だった人がIBMで前職の倍以上の給料を得て働いています。低賃金のスキルをIBMの高スキル・高賃金の仕事に変えたのです。

 

そんなこと一握りの人しかできないのではないかと疑問をお持ちの方がいると思います。IBMのキャリア、スキル、パフォーマンス部門のディレクター、ケリー・ジョーダン氏は「正しいモチベーションさえあれば、誰でもできる可能性はあると思う」と話す。ただ受け入れ先の企業も今までとは違う考え方をしなければいけないという。

 

端的に言うと IT業界はとても変化が早く常に新しいこと学んで適応していかなければいけないということだからです。スタート地点が何度も変わるため、新参者にもキャッチアップできるチャンスがあるということです。 

 

Google や Amazon が大卒を求めずに自社のトレーニングコースをクリアした人を採用する動きがあるのは同じような背景があるからでしょう。 

 

日本でも同じような状況

 

ここまで聞いてこれはアメリカでの話で日本は違うのではないかと思いの人がいると思います。しかし実際には日本でも同じような事が起きているのです。

 

個人的な経験ですが、ちょうどコロナウイルスが猛威を振るっていた2020年の夏にエアコンを新調して業者に取り付けてもらいました。比較的若い人で気さくな人柄だったので色々と話を聞くと「自分の仲間の中には年収2千万円を稼いでる人がいる」といいます。エアコンを取り付けるだけで2000万円?私はにわかにその言葉が信じられませんでしたが内訳はこうです。

 

エアコン1台取り付けるのに15000円ほどもらえる。マンションなどの集合住宅で1日に6件か7件ぐらいこなすと1日に10万円ぐらい稼げる時があるというのです。なるほど確かに効率よく1日に何台ものエアコンを取り付ければ確かにそれぐらいの稼ぎにはなる。夏という季節的な要因に左右されるかもしれないが、エアコンは一般の素人が取り付けることは不可能だ。必ず業者にお願いしなければならない。1日に10万円を200日年間続けることができれば年収2千万円になるのは確かだ。 

 

介護業界でもなり手が少ないためケアマネージャーになると年収400万円ぐらいになる。オフィスでエクセルを使って営業代行をする事務の仕事などは年収300万円程度のところが多い。 介護職員の求人倍率は5倍前後なので本来であればもっと年収が高くてしかるべきだが保険制度に組み込まれているため容易に給料を引き上げることができないのだ。

 

どんな仕事に就きたいのか? 皆当然給料の高いところに行きたいだろう。 ただ、仕事はスーツを着て会社に出勤するようなイメージ だけにとらわれすぎてはいないだろうか。実際にはブルーカラーの仕事にも驚くべき給料を払うような職種もあり、さらにIT業界でも事実が目まぐるしく変わる中で新しく学び直しをしてそこに活路を見出すことも可能なのだ。少し見方を変えて自分のキャリアを再考してみてはどうだろうか? 

 

参照:https://www.pbs.org/newshour/show/why-trade-jobs-are-unpopular-and-how-low-wage-workers-can-get-better-opportunities

 

島田亮司(しまだりょうじ)

島田亮司(しまだりょうじ)

Profile
ストックホルム大学交換留学を経て、中央大学法学部卒業。大手教科書出版社に入社、主に英語辞典や英語教材の編集、異文化理解教育のテキスト製作を担当。その後、(株)PHP研究所にて英文月刊誌の副編集長として国内外の取材、執筆、編集に携わる一方、松下幸之助研究の研究スタッフ(副参事)として外国人経営者向けの研修セミナーの企画、運営、講演を行う。また1997年設立のNPO国際交流団体SIEN(埼玉県国際交流協会登録)の代表として異文化理解、交流促進に関わる社会活動や内閣府青年社会活動コアリーダー育成プログラム副委員長(2005-2007)などを歴任。英語通訳案内士。ジャパンラーニング(株)国際部講師。

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