怒りの業火に焼かれない為に①~自分の怒りをコントロールする~

「絞る」とは

■人はなぜ怒るのか

私自身、とても怒り易いタイプです。器が小さくて恐縮ですが、下記のような事ですぐにイライラします。

◆混んでる道で歩くペースが遅い人/自分の行動や価値観に干渉・介入された時/自分の提案や講演を否定や批判された時/努力や学習もせず文句ばかり言う人/話が長く結論が分からない人/出来ない理由から入る人/約束の期日を守らない人/メールが返ってこない、等々。

上記のような怒りは、ほぼ対人間で発生します(「何で今日は雨なんだ!」と本気で怒る人は少ないと思います)。

※「自分がこうありたい」「他人はこうすべき」「世の中こうあるべし」という価値観や欲求に対して期待通りにならない事に対して怒りを抱くと言われています。

年がら年中あたり構わず怒っている人は、(たとえ都合が良い理屈でも)自分が期待している状態が満たされていない(他人が満たしてくれない)から怒っていて、怒ることで自分の望む状態を手に入れようとしています(有効な手段かは別として)。

 

■どうすれば良いのか(自分の怒りをコントロールする)

アンガーマネジメント/アドラー心理学/偉人の名言/心理学や脳科学フレームなど、様々なノウハウを基に加工調理して、自分自身が使っているテクニックを4つ紹介します。私の場合、6秒~15分くらいで怒りやイライラが収まります。

 

①他人に期待し過ぎない(課題の分離)

「この人は、自分の期待通りの反応や行動をしてくれるはず!」「自分の言った通りに変わってくれるはず!」という(自分勝手な)期待があるから、期待通りの反応をしてくれなかった時に裏切られたと感じて怒ることになります。

相手がどう反応・行動・判断するかは相手の勝手(相手の課題)で、コントロールできません。「自分にとってベストだと思う自分の行動(自分の課題)に集中し、相手の行動に期待し過ぎない」事で、かなり楽になります。

※他人に関して「変わろうと望んでいない相手を変えようとしない」事も重要です。お互いに時間とエネルギーの無駄で怒りの原因になります。

 

②そんなの関係ねえ(自尊感情を守る)

怒りは「自尊感情の回復」を目的としていることがあります。大切にしている信条・プライド・努力を否定や無視された時、否定した相手に大きく深い怒りを覚えます。

勝海舟と福沢諭吉という、日本史に輝く政治家と思想家のバトルで、有名なセリフがあります。

福沢諭吉に出処進退を批判された勝海舟が、

『行蔵は我に存す。毀誉は人の主張。我に関せず』と一切相手にせず受け流しました(行動は自分が決めること、誉めるも貶すも人が決めること、オイラには関係ない)。超カッコイイです。

自分がやっている事が(少なくとも自分にとって)正しいと信じていれば、他人の評価や批判を気にすることなく、涼やかな精神状態を保つことが出来ます。また、自分の自尊感情(信条や価値観の根源)に対して否定してくる相手には、徹底して戦うことも必要な場合があります。

 

③何でやねん?(内省)

何で自分は怒っている/イライラしているのか?」を確認すると、冷静になれます。

怒りには目的があるので「他人に〇〇させたい」「自分の発言は皆がイイネ!すべき」「一秒でも早く駅につきたい」等、自分の怒りの動機が分かると冷静になれます。

(メモに書き出して記録:アンガーログを取ることも有効です。結構どうでも良い事や変えられない事でイライラしている自分に気付けます)

 

④怒りのオーラを出す(断捨離)

怒りは無理に我慢すると精神衛生上不健康ですし、相手があなたの怒りに気付かない場合、問題が一生解決しない可能性もあります。一方、感情のままに暴言や行動に出してしまうと人間関係に致命的な亀裂を生じることがあります。

相手に同じ言動を再現させたくない時には、敢えて怒りの空気を無言で出すことも有効です。(漫画や時代劇などで、剣豪が”ここから先に入ったら斬る”という空気を出す感じで)

ある程度共感性がある相手なら、こちらの怒りや不機嫌に気が付き、言動を修正することもあります。

※共感性が低く空気を読まない相手には、不快である旨を伝えてコミュニケーションを断捨離(会話を断つ/精神的に無視する/席を離れる/音楽を聴く等)しても構いません。自分の貴重な人生の時間と感情を、他人に奪われる筋合いはありませんこちらの行動を相手がどう思うかは相手の課題です。

※また、溜め込んだ感情は適切に発散した方が気持ちが良いです(カタルシス効果)。

自尊心があり対人関係がある限り、怒りを100%なくすことは不可能です。ただ、上手い付き合い方を理解しておくと怒りに振り回されて我を忘れたり、人間関係に亀裂を作ることが少なくなるかもしれません。

 

「絞る」とは 「絞る」方法 1. 絞る
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ライター情報
難波猛

働く人と組織の行動変容に向けて、不都合な事象にも正面から向き合うコンサルティングが信条。
マンパワーグループ株式会社ライトマネジメント事業本部にて人事コンサルティングに従事。各種無料セミナーも随時開催
https://info.rightmanagement.jp/seminar

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